この文章では韓国語の使役・受動表現を取り上げ、特に感情表現や命令のニュアンスでの使い方を詳述しています。「게 하다」は感情を動かす表現に頻出し、自然な翻訳を心掛けるポイントも紹介。ドラマなどでの実用例も挙げ、表現の違いも解説しています。
ここまでの回では、使役(〜させる)・受動(〜される)表現の文法を整理してきました。
今回は、それらが実際の会話やドラマでどのように使われているかを見ていきましょう。
日常会話では、感情や気持ちを動かすときに「〜게 하다」が頻繁に使われます。
韓国語 | 日本語訳 |
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그 말이 나를 기쁘게 했어요. | その言葉が私を嬉しくさせました。 |
그 영화가 사람들을 울게 했어요. | その映画が人々を泣かせました。 |
선생님의 말이 저를 용기 나게 했어요. | 先生の言葉が私に勇気を与えました。 |
→ 日本語でも「〜させた」と言うより、「〜にした」「〜という気持ちになった」と訳すと自然ですね。
KOREAN상사가 나에게 야근을 시켰어요. → 上司が私に残業をさせました。
KOREAN그 사람이 자꾸 저를 불안하게 해요. → その人が私をずっと不安にさせるんです。
KOREAN욕을 먹었어요.(욕=悪口) → 悪口を言われました。
シチュエーション | 韓国語 | 意味 |
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子どもが親に叱られた | 엄마한테 혼났어요. | 母に怒られました。 |
課題をやらされた | 과제를 억지로 시켰어요. | 無理やり課題をさせられました。 |
自分で決めたのではなく、そうさせられた | 그렇게 하게 됐어요. | そうすることになりました。 |
例:
回 | タイトル | リンク |
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第 1 回 | 韓国語の『使役・受動』表現の概要 | 詳 細 |
第 2 回 | 使役表現「〜게 하다」 | 詳 細 |
第 3 回 | 指示・命令の使役動詞「시키다」 | 詳 細 |
第 4 回 | 受動表現「〜이/히/리/기」 | 詳 細 |
第 5 回 | 「使役」と「受動」の見分け方 | 詳 細 |
第 6 回 | ドラマで使われる使役・受動表現 | この記事 |
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