JavaScript の =, ==, === の違いと、それぞれの使い分けについて詳しく解説します。特に == と === の違いを理解することが重要です。
JavaScript では、変数に値を代入したり、値を比較する際に =
, ==
, ===
という異なる演算子が使われます。
これらの演算子は見た目が似ていますが、動作が大きく異なる ため、間違った使い方をするとバグの原因になります。
本記事では、それぞれの演算子の意味と適切な使い方について詳しく解説します。
=
は 変数に値を代入する ための演算子です。
JAVASCRIPTlet x = 10; // x に 10 を代入 let text = "Hello"; // text に "Hello" を代入
✅ ポイント
=
は 値を変数に代入する のに使う。x = 10
の場合、x
に 10
という値が設定される。==
は 値が等しいかどうかを比較する 演算子です。
ただし、型が異なる場合には 暗黙的な型変換(型強制) が行われます。
JAVASCRIPTconsole.log(5 == "5"); // true (型が異なっても値が等しいと判定) console.log(0 == false); // true (0 は false と等価)
✅ ポイント
==
は 型が異なっても比較を行い、必要に応じて型変換を行う。===
は 値と型の両方が等しいかどうかを比較する 演算子です。
JAVASCRIPTconsole.log(5 === "5"); // false (型が異なるため等しくない) console.log(0 === false); // false (型が異なるため等しくない) console.log(10 === 10); // true (値も型も等しい)
✅ ポイント
===
は 型変換を行わず、厳密に値と型が等しいかを判定する。false
を返す。比較項目 | == | === |
---|---|---|
型変換 | あり | なし |
値だけ比較 | 可能 | 不可能(型もチェック) |
例 | 5 == "5" → true | 5 === "5" → false |
推奨用途 | 型が異なる場合に曖昧な比較を許容 | 厳密な比較が必要な場合(推奨) |
✅ JavaScript の演算子の使い分け
=
→ 値を変数に代入する(比較には使えない)。==
→ 値が等しいか比較するが、型変換を行うためバグの原因になりやすい。===
→ 値と型の両方を比較する(推奨)。JavaScript では、意図しない型変換によるバグを防ぐために、基本的に ===
を使うことを推奨 します。
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