英語の四技能:聞く・話す・読む・書く

確かな「英語力」を身に付ける
No.119
英語

日付:2025年4月29日

英語力を上達させるためには、リスニング・スピーキング・リーディング・ライティングをバランスよく鍛えることが重要。特に話す力を中心に育て、相互補完しながら実際に英語を使用することを意識する指導方針が効果的。

目 次

はじめに

英語力を伸ばすには、何か一つの力だけを鍛えればよいのでしょうか?

例えば、
「リスニングだけ集中してやれば、自然に話せるようになる」
といった考え方もよく耳にします。

しかし、私の考えは違います。
「聞く・話す・読む・書く」をバランスよく鍛えること
これが、英語を使いこなすための基礎回路をつくる最短ルートだと考えています。

英語の 4 技能は相互に作用している

英語の 4 つの力は、それぞれ別々に見えて、実は深くつながっています。

  • 聞く力 があると、正しい発音や自然な表現を身につけやすくなります
  • 話す力 があると、自分の考えを組み立てる力が育ちます
  • 読む力 があると、豊かな語彙と表現のストックが増えます
  • 書く力 があると、文法や構文を正確に運用できるようになります

どれか一つだけを極端に伸ばそうとすると、かえって他の力が伸び悩むことが多いのです。

「話す」力が特に重要な理由

4 技能の中でも、私は特に「話す力」を中心に据えて指導します。

なぜなら、話すときには次のような総合力が求められるからです。

  • 相手の言っていることを瞬時に理解するために リスニング力 が必要
  • 短い時間で自分の言いたいことを整理し、英文を作るために 作文力 が必要
  • 語彙や文法を適切に使いこなすために 読解力 に裏打ちされた知識が必要

つまり、話す力を鍛えることは、
英語の 4 技能すべてを連動させながら鍛える最も効果的な方法
だと私は考えています。

私の指導方針

私は、次のようなアプローチで英語力を育てていきます。

  • 聞く・話す・読む・書く を、毎回のレッスンや課題に自然に組み込む
  • 特に「話す」活動を中心に据えて、英語力全体を引き上げる
  • どの活動でも、「実際に使うこと」を意識する
  • それぞれの技能を別々に扱うのではなく、お互いを補い合うものとして育てる

たとえば、
リスニングで聞き取った表現をそのまま口に出して練習し、
その表現を使って短い作文を書き、
さらに関連する文章を読んで理解を深める。

こうしたサイクルを繰り返すことで、
英語を「分かる」だけでなく、「使える」ものに変えていくのです。

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