株の種類と特徴

株式市場の基礎

日付:2025年3月13日

今回は、株式投資をする上で知っておきたい株の種類とその特徴について解説します。株式は大きく分けて、普通株と優先株の二種類に分けられます。それぞれの特徴と機能について見ていきましょう。

目 次

はじめに

前回は、株式市場の基礎について解説しました。
今回は、株式投資をする上で知っておきたい株の種類とその特徴について解説します。

株の種類

株式は大きく分けて、普通株と優先株の二種類に分けられます。
それぞれの特徴と機能について見ていきましょう。

1. 普通株 (Common Stock)

普通株は、一般の投資家が売買する権利のある株式です。

主要な特徴

  • 控え権:株主総会で控え権を持つ (一般的には 1 株 1 票)
  • 配当:企業が利益を派配する際に配当を受け取る権利
  • 購買値上がりの利益:株価が上昇すれば、その値上がりを利益として獲得
  • 終滅情報:企業が倒産した場合、優先株と比較して優先権が低い

メリット

  • 株主総会で控え権を持つ
  • 株価の上昇が見込める
  • 配当を受け取る可能性がある

デメリット

  • 倒産時に優先株より補償優先権がない
  • 株価の下落のリスクがある

2. 優先株 (Preferred Stock)

優先株は、一般的に控え権がない一方、配当や倒産時の補償優先権が普通株より高い株式です。

主要な特徴

  • 配当優先:普通株より優先的に配当を受け取る
  • 倒産時の優先権:企業倒産時に、普通株と比較して先に補償される
  • 控え権の無し:株主総会での投票権を持たないことが多い

メリット

  • 配当が相対的安定している
  • 倒産時に普通株より補償優先権がある

デメリット

  • 控え権がないため、企業の決定に影響を与えられない
  • 株価上昇による利益が少ない

おわりに

普通株と優先株は、それぞれ特徴とリスクが異なるため、自分の投資目的に合わせて選択することが重要です。